レポートによると、世界全体で大富豪の数は前年比で6.3%増加し、2080万人に達した。大富豪の数、および総合資産の両方で米国が首位を占めたが、それまではアジア太平洋地域が5年連続で首位を独占していた。
米国では2020年、大富豪の数は10.7%増加し、700万人に達した。その総合資産は11.9%増加し、24兆3000億ドルにまで上昇した。
アジア太平洋地域で大富豪の数は690万人にまで増加し、その資産は24兆ドルに達した。そのほか、欧州では2.8%増の540万人、アフリカでは2.7%増の20万人、近東では6.8%増の80万人とされている。ラテンアメリカでその数は4%減少し、60万人にまで低下した。
大富豪の総合資産は欧州地域で4.5%増加し、17兆5000億ドル、アフリカでは3.8%増の1兆7000億ドル、近東では10.7%増の3兆2000億ドル、ラテンアメリカでは0.5%増の8兆8000億ドルとなった。