発表によると、東京五輪の期間中、各国の代表選手は競技開始前、または選手やチームの紹介が行われている場合に限り、自らの意見を表明することが認められた。
ただし、それらのジェスチャーや表明は五輪精神の原則に基づき、直接的あるいは間接的に特定の個人や国、組織、及びそれらの尊厳を傷つけるものであってはならない。
加えてIOCは、ミックスゾーンでの抗議活動も許可した。ここにはメディアセンターでの取材や記者会見、インタビューも含まれる。
ただし、IOC は相手チームの国歌を斉唱している際の自己表現や、旗とプラカードの掲揚といった物理的干渉に加え、他人やその財産に危害を加える行為を禁止している。
IOCは4月、東京五輪と北京五輪の試合中や表彰中に抗議活動への支援を表明する行為を禁止していた。そこには、人種差別との戦いに対する連帯を示すために片膝で立つ行為も含まれている。
IOCアスリート委員会は五輪施設においてあらゆる広告、デモンストレーション、政治的・宗教的・人種的プロパガンダを禁した五輪憲章第50条の緩和を要求する声に対し、この原則に引き続き従うことを勧告した。IOC実行委員会はこの勧告を支持していた。
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