報道によると、北朝鮮はすでに数ヶ月にわたってワクチン供給を巡る官僚制の問題を解決できずにおり、事実上、ワクチンを受け取れない状況を自らつくってしまった。北朝鮮当局は、供給ロジスティクスに関わる専門家たちの入国を拒否しているという。
また北朝鮮当局は、アストラゼネカ製ワクチンの副反応が起こった場合の免責に関する文書に署名する用意ができていないほか、北朝鮮にはワクチンの保管条件が整った倉庫が十分になく、電力に関する問題もあるが、北朝鮮当局は、外部からの援助を拒否しているという。
先月下旬、北朝鮮の最高指導者、金正恩氏が、防疫分野における「重大事件」について報告したと報じられた。
北朝鮮では今も、公式には新型コロナウイルスの感染者は1人も確認されていない。