ジョンス博士は、英国政府は国民のワクチン接種プログラムにあまりに大きな期待をかけすぎているとの見方を示し、ウイルス対策には別の措置も不可欠と指摘している。
「誰もがワクチン接種が功を奏したと言う。確かに功は奏した。重症化や感染による死亡はワクチンのおかげで著しく減った。これがアルファ型変異体だけであれば、英国は素晴らしいコンディションにありえただろう。だが、今、ここで拡大しているのはデルタ株だ。これは格段に感染性が高い」
ジョンス博士は、英国は近未来に1日5万件の水準の新規感染状況に突き当たるという暗い予想を表した。その理由として博士は、このウイルスが余りに急速に突然変異を起こすことを挙げている。
英国は7月5日、新型コロナウイルス感染予防のほぼすべての制限措置を撤廃することを明らかにしている。
関連ニュース