先に、ハイチ政府は米国にも軍の派遣を要請した。ハイチ側は国のインフラや港、空港およびエネルギーシステムの保護や援助のために米軍500人を派遣するように求めた。
ハイチ首相官邸からハイチの国連事務所に宛てた書簡の日付は7月7日で、ロイター通信によると、今回の要請は「国土全体の安全と治安を回復するために国家警察を支援すること」が目的だという。
ハイチのジョブネル・モイーズ大統領は7日夜、公邸が襲撃を受けた際に致命傷を負い、その後死亡した。大統領夫人も負傷し、重体と報じられている。
ハイチ警察は、大統領の殺害に関与したと見られる4人の外国人傭兵をせん滅したほか、2名を拘束した。また、ハイチ警察は、殺害に関与した28人の身元を特定した。そのうち26人は南米コロンビア国民で、残る2人は米国籍を有するハイチ国民だという。