逮捕されたのは、投資事業「OZプロジェクト」を運営していた会社役員の石田祥司容疑者(59)ら計4人。
報道によれば石田容疑者らは2017年、複数の仮想通貨の取引に出資すれば4か月後に2.5倍にするなどと虚偽の投資話を持ちかけ、出資者から現金をだまし取っていたという。
同社は全国各地でセミナーを開き、「人工知能(AI)導入の自動トレードシステムで運用し、4か月後にはビットコインや自社独自の『OZポイント』で支払う」などと説明していた。口コミや知人の紹介などで出資者が増加していったとみられるが、このようなシステムなどは実在していなかったという。
これまでの調べで、同社は日本全国の出資者約1万5000人から約65億円をだまし取ったとみて警察が調査を進めている。また、一部の出資者は損害賠償を請求するため、東京や名古屋で民事訴訟を起こしている。