マクロン大統領によると、感染拡大防止対策やワクチン接種により、 感染状況は大幅に改善しているという。直近の数週間で、新規感染者数は1日当たり2000人程度にまで落ち着いたほか、入院している重症者数の数も過去1年間で最低のレベルにまで低下した。フランスではピーク時、1日あたり3万5000人以上の感染が確認されていた。
国民向けの演説でマクロン大統領は医療従事者と国民の努力により「エピデミックを管理下に置くことができた」と成果を強調した。
ただし、より感染力が高い変異株「デルタ株」が世界的には拡大していることから、「いま行動を始めなければ、患者数は徐々に増加し、8月には入院を必要とする重症者数が増加することは必至」と指摘し、引き続き感染拡大防止対策を継続する必要性を強調した。
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