WSJがジョンズ・ホプキンス大学の統計をもとに分析したところによると、先週の段階で国内の平均感染者数は1日当たり1万1300人だったところ、現在は2万3000人にまで増加している。
報道によると、マスクの着用義務が解除された事や、より感染力が高い「デルタ株」が流行の中心に置き換わったことに加え、夏のレジャー期間が始ったことによるワクチン接種速度の低下が感染再拡大の背景にはあるという。
感染者数の増大は全米で確認されており、特にカリフォルニア州、ニューヨーク州、ユタ州、アラバマ州、アラスカ州で顕著となっている。
公式データによると、米国では成人人口の58.8%がワクチン接種を完了している。WSJの報道によると、新規感染者や死者の大半はワクチン接種をしていなかった市民だという。