厚生労働省の発表では7月14日の新規感染者数は2378人。そのうち東京都はほぼ半数の1149人を占め、5月13日以来、初めて1000人を超えて、特に顕著な増加傾向を見せている。また感染者数全体では東京都はそれよりさらに多い3分の2を占めていることから、近隣県、全国への感染拡大の引き金となる懸念が指摘されている。
デルタ株の感染状況は、7月6日から12日までの1週間で全国で133人の感染が明らかになっている。そのうち東京都は38人とトップ。NHKの報道によると、専門家会合で示された国立感染症研究所の推定結果で、デルタ株への置き換わりが急速に進行していることが指摘された。同研究所が民間検査会社6社の「変異株スクリーニング検査」を基に推定した結果、東京都ではデルタ株の占める割合がすでに49%を占めており、近隣もふくめて1都3県では8月下旬にはほぼすべてデルタ株に置き換わるとされている。
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