ベトナムでは、アストラゼネカ製のワクチンが不足しており、ベトナム政府は国内でのワクチン接種を加速化するため、このような決断を下したとロイター通信は伝えている。ベトナム政府はまた、ベトナムでは国民への一斉接種が初期段階にあるとし、現時点で、2回の接種を終えた人は、人口9,600万人超のうち、30万人以下にとどまっている。また2021年7月13日時点で、ベトナムでの新型コロナ感染者数は32,665人、死者数は125人となっている。
ロイター通信によれば、ワクチンの供給の遅れにより、さらに多くの国々が、2回めの接種、あるいは再接種に際し、異なる種類のワクチンへの移行を検討しており、バーレーン、ブータン、カナダ、中国、インドネシア、イタリア、ロシア、韓国、タイ、アラブ首長国連邦はすでに混合接種の用意があるという。こうした決定は、ロシアを含む、様々な国の研究者らの臨床実験の結果に基づいて下されている。実験では、混合接種を行なった、つまり2つの異なる種類のワクチンの接種をした場合でも、ネガティブな副反応はなく、また同じ種類のワクチンを接種したときよりも、さらに多くの抗体が獲得されることが明らかになった。
英国の研究者の実験により、アストラゼネカ製とファイザーおよびモデルナ製のワクチンと混合で接種した場合の有効性が確認されたという話題についてはスプートニクの過去の記事よりお読みいただけます。