19日、閣議後のブリーフィングで、アタル氏は「フランスは新型コロナウイルス流行の第4波に突入した。流行の動きは非常に激しく、これまでよりも急速と見られる」と語った。
アタル氏は、感染者数は過去1週間で2倍になり、1日あたり1万人を超えていると指摘。感染者の80%は「デルタ株」であり、「入院患者数は43%増加し、集中治療室で治療を受けている患者の数は27%増加した」という。
また、閣議ではコロナ対策を強化する法案が承認された。飲食店、商業施設、劇場、美術館を訪れる際には、「サニタリーパス(ワクチンの接種証明書または陰性証明書)」の提示が求められる。違反した場合には罰則が科される。
エマニュエル・マクロン大統領は、すでに全国の医師や医療従事者に新型コロナワクチンの接種を義務化することを発表している。