米国とドイツの合意により、同パイプラインの事業者に対する新たな米国の制裁は避けられることになる。ロイター通信によると、両国はウクライナのエネルギー部門の近代化、また同国のエネルギー安全保障の支援への資金提供を増やすことで合意した。
関係者は「すべてが順調に見える。交渉は近日中に完了すると期待している」と語った。
ドイツのメルケル首相は先週、ジョー・バイデン米大統領との会談を終え、「ノルドストリーム2」を両国それぞれの対ロシア関係、対ウクライナ関係という観点で協議し、同パイプラインに対するドイツと米国の立場は異なると語った。メルケル首相はまた、ウクライナはロシア産ガスの中継地としてあり続けるべきであり、現在建設中の同パイプラインはウクライナ経由輸送の代替とはならないと結んだ。