研究者らは、新型コロナウイルスに感染すると、鼻や喉の上皮細胞が大きく変化することを発見した。研究では、新型コロナウイルスの軽症や中等症の患者の細胞で、インターフェロン(体内でウイルス排除を目的に合成されるタンパク質)に関連する遺伝子が活性化されていたという。
一方、重症患者の細胞は、インターフェロンに対する上皮細胞の反応が弱く、ウイルスに抵抗する能力が鈍くなっていた。
この研究を行ったホセ・オルドヴァス・モンタニエス氏は、インターフェロンへの反応が弱くなると、新型コロナウイルスやその他の感染症にかかりやすくなると指摘している。
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