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新型コロナウイルス
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パンデミックの終息は2022年半ば以降=WHO

© Depositphotos.com / Dennizn パンデミックの終息は2022年半ば以降=WHO
パンデミックの終息は2022年半ば以降=WHO - Sputnik 日本, 1920, 26.07.2021
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ニューズウィーク紙は、世界保健機関(WHO)の声明を引用し、新型コロナウイルスによるパンデミックが1年以内に終息することはないだろうと伝えている。WHOのテドロス・アダノム事務局長は、現在の主な問題は、世界におけるワクチン供給の不均衡だと指摘し、それにより、ウイルスは複数の地域で蔓延し、変異していると述べている。WHOは、2022年半ばまでに各国で70%のワクチン接種を終えるという世界的な目標を据えている。

いくつかの国では以前のような生活が戻りつつあるが、これに関連してWHOは、パンデミックが終息しつつあると考えている人は「愚かだ」と指摘しているとニューズウィークは指摘する。WHOはパンデミックの終息には1年以上かかるだろうとの見方を示している。

WHOはコロナウイルスに勝利する鍵となるのはワクチンだと考えている。そこで、WHOは途上国へのワクチン支援の発案が失敗に終わったことについて落胆を示した。WHOのテドロス事務局長は他でもないこれが、パンデミックを終息させることができない理由の一つだと述べた。

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21日、テドロス事務局長は、2021年9月までに各国で少なくとも10%の国民にワクチン接種を行うとする世界的な目標を明らかにした。テドロス氏は、2021年末までにこの数字を40%、2022年9月には70%にしたいとの期待を表明した。テドロス氏によれば、この目標はパンデミックを終息させるのに絶対的に必要なものだという。

ニューズウィークによれば、現時点で、新型コロナウイルスワクチンを接種した人の数はおよそ20億人で、これは集団免疫を獲得するのに必要な70%にはほど遠い数である。このほか、テドロス事務局長は、そのワクチン接種の大部分が少数の国だけで行われていることに失望を表している。事務局長によれば、ワクチン不均衡は「道徳的失敗」であり、経済的、疫病学的な敗北である。保健分野の専門家らは、世界の複数の国のワクチン接種率が低いために、ワクチンの効果をすり抜け、ウイルスが蔓延し、変異していると指摘している。

WHOの統計によれば、世界各国で70%の国民にワクチン接種をするためには、110億回分のワクチンが必要となる。テドロス事務局長は、「ワクチン、検査、有効な治療法が十分でない疾病はたくさんあるが、コロナウイルスはその類ではない。必要なツールはすべてある。つまりパンデミックの終息は科学的な発明の問題ではなく、性格の試練である」と指摘した。


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