登録区域は鹿児島県の奄美大島と徳之島、沖縄県の沖縄島北部と西表島の4島にまたがる。
島々には亜熱帯多雨林が広がり、奄美大島・徳之島の「アマミノクロウサギ」や、沖縄島北部の「ヤンバルクイナ」、西表島の「イリオモテヤマネコ」など、絶滅危惧種や地域の固有種が多いことで知られている。
世界遺産委員会は、独自の進化を遂げた固有種が豊富に分布する「生物多様性」を保全する上で、国際的にも重要な地域と評価した。
7月26日、我が国が世界遺産に推薦した「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が世界遺産一覧表に登録されました。外務省として、世界中の方々に日本の世界遺産の価値を理解いただけるよう、努めてまいります。
— 外務省 (@MofaJapan_jp) July 26, 2021
(写真提供:環境省) pic.twitter.com/ryPb3T6RYt
日本の世界自然遺産登録は10年ぶりで、白神山地(青森県・秋田県)、屋久島(鹿児島県)、知床(北海道)、小笠原諸島(東京都)に続き5件目。日本政府が候補とした全件が登録され、国内最後の自然遺産登録となる可能性が高い。