日本 原爆「黒い雨」裁判 国は上告を断念 原告全員を被爆者とする判決確定へ

広島での原爆投 - Sputnik 日本, 1920, 27.07.2021
サイン
1945年の広島で原爆投下直後に降った、いわゆる「黒い雨」をめぐる裁判で、日本の菅首相は26日、上告を断念すると表明した。広島県および広島市も上告しないため、原告全員を被爆者と認めた判決が確定することになる。テレビ新広島が報じた。

「黒い雨」をめぐっては今月14日、広島高裁が1審に続き、原告84人全員を被爆者と断定した。

「原爆を落として良かった」と言う人々にショック 被爆者の小倉桂子氏が語る - Sputnik 日本, 1920, 21.07.2021
「原爆を落として良かった」と言う人々にショック 被爆者の小倉桂子氏が語る
同テレビによると菅首相は「84名の原告の皆さんについては、被爆者援護法に基づいてその理念に立ち返る中で救済すべきである」と語った。上告を断念した理由については「多くの方が高齢者で、速やかに救済させていただくべきという考えに至った」と説明。また「同じ党な事情の方々についても救済すべきで、(広島)県や市と連携して検討する」と述べた。

被告である広島県および広島市も上告しないため、原告全員を被爆者と認めた2審の判決が確定する。

ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала