行楽客らはアンタルヤとムーラ近郊の避暑地から避難。沿岸警備隊と海軍艦船が多くの人の避難が必要となった場合に備え、沿岸部に集結している。炎は居住区やボドルムのホテル街に近づき、人々は避難を余儀なくされた。
「国家的災害」と呼ばれる火災発生の原因は放火と指摘されている。
ギリシャ西部ではかつてない干ばつと強風により炎が広がっている。週末には120件の火災が記録されている。そのうち最大規模だったのはロードス島での火災だった。安全地帯にパトラ市近郊の4居住区の住民が移動させられた。
シチリア島では熱波の中で消火活動が行われている。800人超の消防士が対応にあたっているが、島の当局は消火が追い付かないことから、ローマ市に援助を要請した。ペスカーラ市では救助活動が行われているが、有名なピネータ・ダンヌンツィアナ自然保護区にも火が回っている。イタリアの法執行機関もまた、火災原因は放火の可能性があると見込んでいる。