Global Athleteはツイッターへの投稿で、ベラルーシ国立五輪委員会の資格をすぐさま停止させ、ベラルーシ選手には中立選手として競技に参加させることをIOCに要請している。
ツィマノウスカヤ選手はSNS上でコーチ陣を批判したことで1日に羽田空港まで強制的に連行されたと見られており、これはベラルーシにおけるスポーツ選手への非道な対応を示す1つの新たな証拠と投稿には記されている。
Global Athlete calls on the #IOC to immediately suspend #Belarus National Olympic Committee. The alleged kidnapping of Krystsina Tsimanouskaya by her own NOC is yet another example of the alarming athlete abuse occurring in Belarus.@Olympics #Tokyo2020 https://t.co/tOAMZTvfCh pic.twitter.com/3Z8N6cPXni
— Global Athlete (@GlobalAthleteHQ) August 2, 2021
Global Athleteによると、IOC はスポーツ選手の権利を保護する課題において失敗している事例が多いという。
ツィマノウスカヤ選手は、東京五輪で7月30日に陸上女子100メートル予選に出場。2日には200メートル予選に出場する予定だった。
しかし、4×400メートルリレーの参加に必要なドーピング検査のサンプルがなかったため2人のベラルーシ選手が失格処分となった。このためベラルーシの陸上競技チームのコーチ陣は、この種目の予選(5日実施予定)にツィマノウスカヤ選手を出場させることを決定。その後、ツィマノウスカヤ選手はSNS上でこのコーチ陣の決定を批判した。
ベラルーシオリンピック委員会は1日、コーチ陣がツィマノウスカヤ選手の感情的・精神的な状態を考慮し、同選手を帰国させることを決定したと発表した。