同紙によると、アイルランドのダブリンとダンドークにあるオフィスは、仮想通貨のコンプライアンスやアンチマネーロンダリングの業務を行う人材を募集し、この分野でのさらなるビジネス展開に重点を置いている。
米国では2020年10月、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)を取引できるようになった。ペイパルはその時期に、仮想通貨の市場への開拓を開始。2021年初頭には、仮想通貨・ブロックチェーン専用の事業部を立ち上げた。
ペイパルは2021年3月には、米国の顧客が利用可能な仮想通貨を使ってサービスや商品を購入できる新サービスを開始し、事業を拡大した。その2ヶ月後、同社は、顧客が仮想通貨をサードパーティーウォレットから引き出すことも可能にすると発表した。
ペイパルのシュルマン最高経営責任者(CEO)は、先週行われた第2四半期決算の収支報告会の中で、近い将来、英国で仮想通貨のサービスを開始する計画を明らかにした。また、シュルマン氏によると、決済処理を高速化するためのアップデートの開発を進めているという。