この決定はかなりの論争を巻き起こしたが、すぐに期待したとおりの効果が現れることとなった。新型コロナウイルスワクチン(イタリアでは任意接種)の接種を申し込む人の数が、特に若者の間で大幅に増加した。
イタリアでは、12歳以上の国民はこの新型コロナ証明書が求められる。ここでいう新型コロナ証明書とは、ワクチン(EUが承認したものに限る)を少なくとも1回接種したという証明書(保健省のシステムを通じてデジタルか印刷形式で発効されたもの)、新型コロナ感染証明書(最長6ヶ月間有効)、過去48時間以内に受けた新型コロナウイルス検査での陰性証明書を指す。
イタリアでは、政府のこのパンデミック対策に賛否両論がでている。しかし、イタリアの業界団体「Confesercenti」によると、国民のほぼ半数(47%)がグリーンパスを取得済みで、さらに20%の人が取得を予定しているという。また、21%強のイタリア人が、ワクチン接種を密かに強制しているとしてこの政府の決定に反対している。
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