カブールは、山々に囲まれる盆地に位置している。11日、このカブールへのすべての道が、他の場所での暴力から逃れてカブールに向かう民間人であふれた。高官は「機会があればすぐにでも、自爆テロ犯が外交機関の建物に入り込み、脅し、攻撃し、全員を追い出すという懸念がある」と語った。治安当局の外国人スタッフ数人がロイター通信に伝えたところによると、各国は自国の職員をできるだけ早くカブールから退去させようとしている。また、これら外国人スタッフの1人によると、航空会社もスタッフを避難させるよう要請を受けたという。
タリバンは11日、新たに3つの州都と地方軍の本部を占領し、アフガン北東部におけるその電撃戦を終了した。タリバンは現在、アフガニスタン領土の65%を支配しており、11州都がすでに制圧、あるいは制圧の瀬戸際にある。11日には北東部バダフシャン州の州都ファイザバードが制圧され、8つ目の州都制圧となった。11日のアフガニスタン北部バダフシャン州とバグラン州、西部ファラー州の州都陥落は、クンドゥズの主要基地を失いならがもむなしくタリバンの進撃を止めようとしているアフガン中央政府にさらなる圧力をかけている。
AP通信によると、ファラーではM16自動小銃を持ったタリバン兵が、米国から贈られた「ハマー」と「フォード」のピックアップに乗って勝ち誇ったように通りを走り、空に向かって発砲した。アフガニスタンの政府と軍は、損失に関するコメント要請には応じなかったという。
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