アブドラ氏は12日、ツイッターに「ドーハにおける会合で、 地域の国々、情報機関、拡大版『トロイカ』(ロシア、米国、 中国、パキスタン)参加国の代表者や特使たちは、 アフガニスタン問題に軍事的解決はないことを明確に示した。 彼らは、 いずれの当事者による力を用いた権力の掌握も認めないとし、 和平交渉の加速を求めている」と投稿した。アブドラ氏は、「 アフガニスタンの現状を協議するため、 国連安全保障理事会の臨時会合を早急に開催」 する必要があると指摘した。
ドーハで10日、 アフガニスタン問題に関する一連の会合が始まった。参加者らは、 アフガン政府軍と反政府武装勢力タリバン( ロシアでは活動が禁止されている) の衝突によるアフガニスタン情勢の悪化を背景に、 平和的解決の見通しについて話し合った。アブドラ氏は、 アフガニスタン代表団を率いた。ドーハの会合には、ロシア、 米国、中国、パキスタンの特別代表が出席した。
米国のバイデン大統領は4月14日、 米国史上最長の外国での軍事作戦となったアフガニスタンでの作戦 を終了すると表明した。 これを背景にアフガニスタンではタリバンが攻撃のペースを上げた ため、治安状況が急速に悪化した。
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