子ども向けの防衛白書には、カラフルなイラストが使用され、内容も子どもが理解しやすいように平易な表現で説明されている。また、それぞれのトピックは、オリジナルの防衛白書の内容を引用したものとなっている。ロシアに関するセクションでは、「日本の固有の領土である北方領土(日本では南クリル諸島を北方領土と呼んでいる)にロシア軍を駐留させており、その活動を活発化させています」と記されており、これはオリジナルの防衛白書の文言とほぼ同じものとなっている。
また、子ども向けの防衛白書では、北朝鮮の核ミサイルの脅威や、中国の軍事力強化、サイバー攻撃などの喫緊の安全保障問題も取り上げられている。
日本の防衛省は7月13日、2021年版の防衛白書を発表した。子ども向けの防衛白書は、今回初めて作成された。