米国はアフガンでの目的を果たした=米大統領

© REUTERS / Jonathan Ernstバイデン大統領
バイデン大統領 - Sputnik 日本, 1920, 17.08.2021
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ジョー・バイデン大統領はアフガニスタンに駐留する米軍の目的は達成されたとして、撤退の正当性を強調した。

バイデン大統領は国民向けに演説を行った中で、混乱するアフガニスタン情勢について米国政府の立場を説明した。

アフガニスタンによるおける我々の使命は国家の建設では決してなかったし、統一され中央化された民主主義を築くことでもなかった。アフガニスタンで我々が追及する唯一の重要な利益に変わりはない。それは米国に対するテロ攻撃を阻止することである。

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バイデン大統領によると、アフガニスタンに米軍が駐留する目的は9.11を引き起こした国際テロ組織「アルカイダ」の関係者らを拘束することであり、またアフガニスタンを将来的な攻撃の拠点にさせないことであるという。

また、バイデン大統領は演説の中で、ロシアと中国は米国が自国の財源をアフガニスタンに供給し続けることを望んでいると指摘した。

我々の真の戦略的競争国である中国とロシアが何よりも望んでいること、それは米国がアフガニスタンの安定化に数十億ドルの資源を際限なく注ぎ続けることである。

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撤退の正当性について言及した中で、合衆国はアフガニスタンに駐留軍を置くことなくテロ攻撃を阻止する能力を持っていると説明した。そして、軍事力だけでアフガニスタンに安全と安定をもたらすことはできないとし、撤退への理解を求めた。さらに、アフガニスタン政府軍には勝利を掴む意思が欠けているとして、政府の対応を非難した。そのうえで、「アフガニスタン人が自ら戦わない戦争で合衆国の兵士らが戦うことはないし、その義務もない」と理解を求めた。

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