当局の専門家は、「ZyCoV-D」を製造するインドのZydus Cadila社に対し、同ワクチンの2回接種に関する追加データを提出する必要があると指摘している。
「ZyCoV-D」は、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質に対する免疫反応を誘導するプラスミドDNAベースのワクチン。インドではアストラゼネカ製ワクチン「コビシールド」、インドのバーラト・バイオテック製の「コバクシン」、ロシア製の「スプートニクV」、米モデルナ製ワクチンがすでに承認されており、「ZyCoV-D」は同国で5番目に承認されるワクチンとなる。
インドは、新型コロナウイルスの累計感染者数において世界第2位。
インドでは新型コロナウイルス感染の第2波が今年2月に始まり、4月21日から5月17日にかけて1日の新規感染者数が30万人を超えていた。これは世界で最も速い感染拡大ペースで、40万人を超える日も5日あった。