その報道官は、「タリバンの法律、宗教、外交政策の専門家は、今後数週間のうちに新しい統治の枠組みを明らかにすることを目指している」と語っている。
また報道官によると、タリバンは国民全体の権利を守ることに注力するという。
タリバンは8月15日朝、首都カブールへの進軍を宣言し、同日夜にはこれといった抵抗に遭うこともなく首都入りし、大統領宮殿に侵入した。その数日前にタリバンはカンダハル、ヘラートといった大都市を手中に収めていた。アシュラフ・ガニー大統領は「大虐殺を防ぐため」に国を離れると宣言し、飛行機でアフガンを脱出している。
これは20年駐留し続けた米軍が撤退し、文字通り数週間の後に起きた。7月8日の時点では、バイデン米大統領は記者会見でタリバンはアフガンを占拠できないと語っていた。