埋葬されていたのは、60歳の解放奴隷マルクス・ヴェリネリウス・セクンディオ。この男は、公の奴隷からヴィーナスの神殿の管理人となり、後に解放奴隷の組織「アウグスタレス」の一員へ、そして司祭になるという素晴らしい経歴を持っている。
墓のペディメントに固定された大理石の板には、マルクスがギリシャ語で公の場でパフォーマンスしたことについて記されている。
この大理石の板について、ポンペイ考古学公園のガブリエル・ズィクトリーゲル氏は、「ポンペイでギリシャ語によるパフォーマンスが行われていたことを明確に示す初の証拠だ」と強調している。
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