北海道で亡命求めた「ロシア人を名乗る男性」身元判明か

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クナシル - Sputnik 日本, 1920, 22.08.2021
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自身をロシア人と名乗り、日本に亡命申請するためにクナシル島(日本での表記は国後島)から泳いできたと話す男性は、同島ユジノクリリスク市在住のワアス(旧名ウラジーミル)・フェニックス・ノカルドとの可能性があるという。RIAノーヴォスチが関係者の話として報じた。北海道に同人物が現れたとの報道が日本で出た頃、同人物の消息がわからなくなっていた。

事情に詳しい関係者の談として同通信は「おそらくウェットスーツを着用してたどり着いたようだ。24キロメートルを泳いで渡ったのだろう」と伝えている。

在日ロシア大使館 - Sputnik 日本, 1920, 21.08.2021
在日ロシア大使館 亡命を求めたとされるロシア人を取り巻く状況を調査中
一方、関係者も「本当に彼かどうかはわからない」としている。

「ワアスは北海道に出発する前、海岸にバイクを置いていった。知人にバイクをピックアップし、売却し、その金を送るよう頼んだ。また別の知人には、すでに遠いところにおり、帰りを待たないでくれという連絡がきた」と関係者は語っている。

関係者によると、同人物は2011年に在留ビザ違反により日本で拘束され、出国を命じられたという。また文書偽造によりタイとバリ島でも拘束された経験があると話している。

これよりも前、ロシア人男性1人が亡命するため、南クリル諸島クナシル島(日本の表記は国後島)から海を泳ぎ、北海道東部に漂着したことが明らかになった。男性は、札幌の入国管理局に移送されたという。クナシル島から北海道東部の沿岸部までは約20キロある。

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