ヘルド氏によれば、現在、実際にはモバイルフォンは人の認証とデータ検索としてだけ利用されている。しかし、同氏は、個人は顔や指紋、声で特定することができ、また、情報は「眼前」に提示、またはIoTセンサーを使って壁やガラスに映写されることが可能となると述べた。
ヘルド氏は、「そのためモバイルフォンは10年後には過去の遺物となり、存在しなくなる。このガジェットは私たち人間によって交換が行われる。そして、街の中心部で道に迷ったおばあさんはどこかに電話する必要はなくなり、壁に『家に帰るにはどうすればいいか』と問い掛けると、壁にルートが示され、矢印が行先を案内することになる」と強調した。
同氏によれば、さらにモバイルフォンそのものは、手に埋め込めることができるチップと同様に技術的には行き詰っているという。ヘルド氏は、「新しいテクノロジーを含めて実験が必要とされるが、これらの多くは何かに必要とされることはない」と述べた。
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