「現在、宇宙空間の安全状況はより複雑さ、深刻さを増している。米国は宇宙空間の安全に影響する巨大な要因となった。ここ数年、米国は宇宙空間をあたかも『戦闘行為を行える新たな領域』のごとく、あからさまな態度をとり、宇宙軍、宇宙司令部を個別に創設した」
汪報道官は、これらすべてが宇宙空間における兵器配備リスクを拡大させ、宇宙における平和と平穏を深刻に阻害しているとして、「中国はこれを極めて憂慮している」と語った。
汪報道官は、中国、ロシア他の諸国はここ数年、宇宙の軍拡制御を文書の形で規定すべく、世界に働きかけてきたものの、米国は長い間交渉に応じようとせず、逆にあたかも「中国が宇宙に脅威をもたらしているかのように」、国際社会の注意を中国に矛先を向けてきたと指摘した。
汪報道官は米国が宇宙における平和と安全の維持に協力し、交渉に参加するよう期待を表している。