男性救助のためにボートが出され、その後、捜索にヘリコプターも動員された。男性は岸辺から4キロ離れた場所で水中に入って12時間が経過した時点でようやく発見された。発見された当時、男性は周囲をイルカたちに取り囲まれていた。
発見当時、男性は意識を失っておらず、海中から引きあげられ、岸で待機していた救急車ですぐに病院に運び込まれた。男性は岸から8キロ以上も沖に出ようとしたものの、遠泳のための十分なコンディション作りに欠けていたと述懐している。
救助チームは、イルカたちが群れとなって男性を救おうとしていたと考えている。救助船オーコンネル号のキャプテンは、イルカは男性の周りを周回し、攻撃的な様子は見せていなかったことから、男性を守ろうとしていたのではないかと語り、まさにイルカが群れになっていたおかげで、遭難者がいち早く発見できたと指摘した。
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