マサチューセッツ大学の研究グループの予測では地球の人口は2064年にピークを迎えた、その後、出産率は50%低下する。
研究者らは、出産率の急激な低下が起こる背景にあるのは死亡率の上昇ではなく、ストレスで、これが生殖行為に変化をもたらすと指摘している。
生殖能力の変化は現時点ですでに観察されており、過去50年間で男性の精液中の精子の数が半減していることに如実に現れている。この他、すでに多くのペアが子どもを産む時期を遅らせたり、子どもを産まないチャイルドフリーという生き方を選択している。
研究者らは、地球の人口増加によって社会的なつながりが希薄になり、社会的な孤独感、慢性的なストレスが増し、これが生殖機能を抑制していると説明している。