同省は、異物混入に関連して「Lot 3004667」、「Lot 3004734」、「Lot 3004956」の3ロットの使用見合わせを実施している。この3つのロットは同じ時期に同じ設備で製造されたもので、「Lot 3004667」は異物の混入が認められ、残り2つは異物混入の報告はない。
今回、2件の死亡例が報告されたのは、異物の混入が報告されていない「Lot 3004734」を使用したもの。
同省はこの発表について、「使用見合わせの対象ロットで複数の死亡の報告を受けたことから、ワクチン接種との関係は不明ですが、副反応疑い報告制度の透明性の向上等のため、公表することとしたものです」と説明している。
同省は、今後ワクチン接種との因果関係の評価や検討を行い、接種の安全性を評価すると発表している。