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胃腸の病気がコロナ感染悪化の原因に
胃腸の病気がコロナ感染悪化の原因に
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研究で一連の疾病で胃や消化管に発生する酸性環境がコロナウイルスの活性化を強めることが明らかにされた。この研究結果は医学誌「フロンティア・オブ・メディスン」に発表された。 2021年9月14日, Sputnik 日本
2021-09-14T00:33+0900
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COVID-19の重症者は肺のアンジオテンシン変換酵素2( ACE2)レベルが他の感染者に比べて高いことはすでに知られていた。慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺動脈性肺高血圧症(IPAH)などの併発疾患は、通常、重症化の原因となる。アンジオテンシン変換酵素2の発現は、グルコース濃度の上昇、低酸素、細胞ストレスなどの特定の条件に依存していることから、科学者たちは、腸粘膜関連の併存疾患が感染症の重症度を左右しうる可能性を示唆した。科学者たちは、胃食道逆流症(GERD)やバレット食道などの疾患で胃や食道に発生する酸性環境が、SARS-CoV-2コロナウイルスが活性化することを確証した。これは、pH値が低いほど、ウイルスが細胞に侵入する際に利用するアンジオテンシン変換酵素2受容体の発現量が増えるため。さらに特定の胃食道逆流症の治療薬を服用したためにコロナウイルスの症状が重症にまで悪化する危険性も高まる。研究者らはこの研究結果から、コロナウイルスの悪化させる併発疾患のリストに高酸関連疾患を含めるべきだと提案している。関連ニューススプートニクは新型コロナウイルスに関する信憑性の高い最新情報をお届けしています。特設ページをご覧ください。
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胃腸の病気がコロナ感染悪化の原因に
研究で一連の疾病で胃や消化管に発生する酸性環境がコロナウイルスの活性化を強めることが明らかにされた。この研究結果は医学誌「フロンティア・オブ・メディスン」に発表された。
COVID-19の重症者は肺のアンジオテンシン変換酵素2( ACE2)レベルが他の感染者に比べて高いことはすでに知られていた。慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺動脈性肺高血圧症(IPAH)などの併発疾患は、通常、重症化の原因となる。アンジオテンシン変換酵素2の発現は、グルコース濃度の上昇、低酸素、細胞ストレスなどの特定の条件に依存していることから、科学者たちは、腸粘膜関連の併存疾患が感染症の重症度を左右しうる可能性を示唆した。
科学者たちは、胃食道逆流症(GERD)やバレット食道などの疾患で胃や食道に発生する酸性環境が、SARS-CoV-2コロナウイルスが活性化することを確証した。これは、pH値が低いほど、ウイルスが細胞に侵入する際に利用するアンジオテンシン変換酵素2受容体の発現量が増えるため。さらに特定の胃食道逆流症の治療薬を服用したためにコロナウイルスの症状が重症にまで悪化する危険性も高まる。
研究者らはこの研究結果から、コロナウイルスの悪化させる併発疾患のリストに高酸関連疾患を含めるべきだと提案している。
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