https://sputniknews.jp/20211009/8753177.html
北海道根室市 戦前にクナシル島とつないでいた海底ケーブルの発掘調査 通信施設「陸揚庫」日本の文化財に
北海道根室市 戦前にクナシル島とつないでいた海底ケーブルの発掘調査 通信施設「陸揚庫」日本の文化財に
Sputnik 日本
第二次世界大戦終戦直後まで使用されていた根室市(北海道東部)と南クリルのクナシル島(日本では「国後島」表記)をつなぐ陸揚げ施設で9日、ケーブル発掘調査が行われた。NHKが報じた。 2021年10月9日, Sputnik 日本
2021-10-09T14:44+0900
2021-10-09T14:44+0900
2021-10-09T15:10+0900
ロシア
国際
クリル諸島
国内
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/07e5/04/1b/8350221_0:62:1200:741_1920x0_80_0_0_2b2f806c32191fa753e97f55b87a4de2.jpg
根室市にある「根室国後間海底電信線陸揚げ施設」(通称「陸揚庫」)は、1935年に建てられ、クナシル島と根室市の間の海底通信ケーブルの陸揚げ地点として終戦直後まで使用されていた。ケーブルの一部が現在も残っていることは確認されていたものの、詳しい状況は分かっていないため、今回発掘調査が行われたという。根室市では、新たに国の登録有形文化財に登録される陸揚庫と、今回発掘されたケーブルの保存や活用について今後検討していきたいとしている。陸揚庫は今年7月、日本の文化審議会が文科相に答申し、国の登録有形文化財になること見通し。登録に向けた手続きが進められている。日本経済新聞は、北方領土(南クリルの日本呼称)に関する建造物が文化財に登録されるのは初、としている。陸揚庫は根室湾に面した根室市西浜町にある鉄筋コンクリート製の平屋。幅約3.8メートル、奥行き約5.9メートル、高さ約3.7メートル。陸上の電信線と海底ケーブルを中継する機能を担った。日本の文化庁などによると、郵便や通信を書簡した旧逓信省が1900年頃にケーブルを整備。今回調査が行われたケーブルは英米の密漁船対策やロシアの東進政策で千島列島(ロシア・クリル列島)の警備強化が必要となり、連絡手段確保のために設置されたという。関連ニュース
https://sputniknews.jp/20211001/8727693.html
クリル諸島
国内
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
2021
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
ニュース
jp_JP
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/07e5/04/1b/8350221_22:0:1200:741_1920x0_80_0_0_960b4ed41a05d898e12e9229f0a1d1c8.jpgSputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
ロシア, 国際, クリル諸島, 国内
北海道根室市 戦前にクナシル島とつないでいた海底ケーブルの発掘調査 通信施設「陸揚庫」日本の文化財に
2021年10月9日, 14:44 (更新: 2021年10月9日, 15:10) 第二次世界大戦終戦直後まで使用されていた根室市(北海道東部)と南クリルのクナシル島(日本では「国後島」表記)をつなぐ陸揚げ施設で9日、ケーブル発掘調査が行われた。NHKが報じた。
根室市にある「根室国後間海底電信線陸揚げ施設」(通称「陸揚庫」)は、1935年に建てられ、クナシル島と根室市の間の海底通信ケーブルの陸揚げ地点として終戦直後まで使用されていた。ケーブルの一部が現在も残っていることは確認されていたものの、詳しい状況は分かっていないため、今回発掘調査が
行われたという。
根室市では、新たに国の登録有形文化財に登録される陸揚庫と、今回発掘されたケーブルの保存や活用について今後検討していきたいとしている。
陸揚庫は今年7月、日本の文化審議会が文科相に答申し、国の登録有形文化財になること見通し。登録に向けた手続きが進められている。日本経済新聞は、北方領土(南クリルの日本呼称)に関する建造物が文化財に登録されるのは初、としている。
陸揚庫は根室湾に面した根室市西浜町にある鉄筋コンクリート製の平屋。幅約3.8メートル、奥行き約5.9メートル、高さ約3.7メートル。陸上の電信線と海底ケーブルを中継する機能を担った。日本の文化庁などによると、郵便や通信を書簡した旧逓信省が1900年頃にケーブルを整備。今回調査が行われたケーブルは英米の密漁船対策やロシアの東進政策で千島列島(ロシア・クリル列島)の警備強化が必要となり、連絡手段確保のために設置されたという。