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コロナ回復者の自然免疫応答はどれくらい維持されるか 研究で明らかに

© AP Photo / Koji Sasahara東京 新型コロナウイルス
東京 新型コロナウイルス - Sputnik 日本, 1920, 14.10.2021
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科学者たちは、コロナウイルスの感染から獲得される自然免疫が具体的にどれくらいの期間維持されるのかを調べた結果、大方の感染者の場合で抗体価は、発病後6カ月間はゆっくりと減少し、その後は最長で15カ月間、安定した状態を保っていることが明らかになった。この論文は、プレプリントサイトbioRxiv.orgに掲載された。
調査には、スウェーデンとイタリアでコロナウイルスに特有の症状で発症し、軽症から重症までさまざまな形で進行した患者136人の188件の血液検査が使用された。誤差を少なくするための対照試料としては、コロナウイルスのPCR検査で陰性が確認された108名の患者の血漿が用いられた。
親子 - Sputnik 日本, 1920, 24.09.2021
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研究者らはさらに比較のために、ワクチンを接種した人の血漿中に特有のIgG抗体のレベルを評価した。その結果、1回目のワクチン投与から14~35日後の抗体価は、感染から6カ月が経過した回復者の抗体価に類似し、2回目の投与後は、感染から回復したばかりの人の最大の自然免疫応答と一致することがわかった。
研究者らはSARS-CoV-2の主要株のほかにベータ、ガンマ、デルタの各変異株に対する抗体の有効性を感染後最長で15カ月まで調べたところ、これら変異株に対しても、程度の差はあるものの、中和抗体活性が維持されていることがわかった。
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