北海道で発生の赤潮、ロシア海域から南下か 漁業被害額は76億円

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日本の北海道南東部の太平洋沿岸部で9月以降、広範囲で発生している赤潮について、北海道大学の研究グループは、赤潮の原因となる植物プランクトンはロシアの海域から南下してきた可能性を指摘する分析結果を発表した。また道の発表によると、赤潮による漁業被害額は76億円にのぼるという。日本のメディアが報じた。
同南部では9月20日頃から、定置網にかかったサケやウニが大量死しているのを確認。その後、十勝地方の太平洋沿岸に被害が拡大していったという。
北海道大学水産学部の研究グループは今月、船を使って沖合を調査。赤潮の塩分濃度や水温などを分析した結果、赤潮はロシアの海域から親潮に沿って、道東沿岸に流れてきた可能性があることが明らかになった。
道の発表よると、赤潮で被害を受けたのは道東沿岸を中心にサケ約2万1300匹、ウニ約2300トンなど。漁業被害総額は合計76億円にのぼるという。
道は今後も状況の把握に努めるとともに、漁業者の経営安定に向け支援をする方針。
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