バイデン氏、中国による極超音速兵器の発射実験に懸念を表明

© REUTERS / EVELYN HOCKSTEINU.S. President Joe Biden gestures towards members of the media as he arrives at the White House following a stay in Delaware, in Washington, U.S., August 10, 2021.
U.S. President Joe Biden gestures towards members of the media as he arrives at the White House following a stay in Delaware, in Washington, U.S., August 10, 2021. - Sputnik 日本, 1920, 21.10.2021
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ジョー・バイデン大統領は、中国が核弾頭を搭載可能な極超音速兵器の発射実験を行ったことに懸念を抱いている。米CNNが報じた。
CNNの記者がツイッターでバイデン大統領に極超音速兵器の発射実験について質問を行ったところ、「その通りだ」と返答があった。
先にロシアのドミトリー・ペスコフ大統領府報道官は中国による極超音速兵器の実験について、これを脅威としない政府の姿勢を示していた。その際、中国は軍拡に関わる義務の枠組みを超えることなく、軍事力の強化を行っているに過ぎないとコメントしていた。
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「フィナンシャル・タイムズ」によれば、中国は米当局者の意表を付くような最新の技術力を見せつけた。複数の関係者らによると、ロケットに搭載された極超音速滑空体は、標的には到達しなかったものの、実験は中国が極超音速兵器の開発において驚異的な発展を遂げ、米国の予想を超えた技術力を有していることを証明した。今回の実験について知る関係者の一人は、「いかにしてこのような技術を獲得できたのか理解できない」と評している。
「フィナンシャル・タイムズ」からの取材に応じた関係者は、ロケットは理論的に南極上空を飛行することができることから、自国のミサイル防衛システムを北極方面に集中させている米軍にとって大きな問題を生むことになるだろうと指摘している。
米国防総省は中国の行動に懸念を表しつつ、今回の極超音速兵器の実験についてはコメントしなかった。国防総省のジョン・カービー報道官は、中国が軍事力の開発を続け、地域内外における緊張を高めていることについては、明確に懸念を表したと述べた。
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