世界最高・最悪の年金制度 研究所が発表

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アイスランド - Sputnik 日本, 1920, 21.10.2021
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アイスランドの年金制度は、コンサルタント企業「マーサーCFA研究所」が発表したグローバル年金指数において、世界で最も優れていると評価されたことが分かった。
同研究所の調査によると、2020年にアイスランドの年金制度が、2019年に首位だったオランダを抜いてトップになった。オランダは今回2位に、3位にはデンマークが入った。
同研究所の専門家が指摘しているように、年金制度における3つのおおまかな分野が、年金指数の算出に影響している。その3つとは、年金額の調整、国民への社会的保護、年金の支払いにかかるコストだ。専門家は、賃金の伸び悩み、低金利、多くの資産クラスの低収益などの要因が、年金制度にさらなる財政的圧力を与え、年金指数を下げていると指摘している。
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一方、同研究所が発表した世界最悪の年金制度(43カ国中)は、アルゼンチン、フィリピン、タイの3カ国。専門家は、これらの国々の年金制度について「深刻な欠陥や欠点があり、対処する必要がある」と述べている。
専門家は、今回9位の英国と28位の中国が、年金改革により、昨年に比べて年金制度が最も顕著に改善したと強調している。一方で、今回19位の米国は、最低年金額を引き上げていれば、もっと上位にランクインしていたかもしれないという。今回のランキングでは、日本は韓国と中国に挟まれ、後半に位置している。ロシアは、このランキングに含まれていない。
スプートニクは以前、中国が年金受給年齢を段階的に引き上げることで高齢化の危機を解決しようとしていると報じた。
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