「孤食」は危険 高齢女性の心臓病リスク上昇
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韓国の研究チームにより、一人で食事をする「孤食」は高齢女性の心臓病リスクを増加させることがわかった。研究論文がMenopause誌に発表された。
人は1人で食事をすると早食いになる傾向がある。この結果、肥満度指数、血圧、血中脂肪度が上昇し、心臓病の危険因子となる。韓国の3大学からなる研究チームが年齢60歳以上の女性およそ600人の健康を分析。調査対象者の生活スタイルと食事、1人で食事をとる場合と誰かと一緒の場合を比較した。
その結果、1人で食事をとるグループでは、カロリー、炭水化物、繊維、ナトリウム、カリウムの摂取量が少なくなることがわかった。さらに狭心症の発症リスクが2.58倍高くなり、血流が少なくなることから虚血性心疾患の症状でもある胸の痛みが増えるという。
研究チームは、高齢女性に対して食事療法の情報を提供する必要があり、特に孤食による心臓病リスクについてさらに研究する必要があるとしている。
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