石嶋さんの門下生2人に話を聞いた。自分の名前を漢字で書きたいと思って書道を始めたエカテリーナさん(写真右)。もう8年も通っている。「書道をやっていると、自分の内側の力が開花していくような感覚があります。日本の教材を使って、日本人や世界中の書道をやっている人と同じ課題に取り組むことで、やる気がわきます。コンクールに参加したり、日本に作品を送って雑誌に載ったりすると、上達を実感できて嬉しいです。」
3年間通っているアンジェラさん(写真左)は、趣味で水墨画を描いている。最初は中国の書道を習っていたが、石嶋さんの指導が気に入って、移ってきた。「書道をやっているときは、全てを忘れて集中でき、瞑想にも似ています。かおり先生の指導はとても真剣で、厳しく、注意深い。私たちのために、できるだけ多くのものを与えよう、としてくれているのがわかります。」