WTO閣僚会議、新変異株の影響受け延期に
2021年11月27日, 11:00 (更新: 2021年11月27日, 11:01)
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11月29日から12月3日までスイス・ジュネーブで開催される予定だった世界貿易機関（WTO）閣僚会議は、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」株をめぐる状況により延期となった。WTOのアナベル・ゴンザレス事務次長が発表した。
ゴンザレス氏は、ツイッターに「第12回WTO閣僚会議は延期されました。健康、公平性、包括性を理由にこのように呼びかけました。これは正しい決定です。職務は継続されるべきです」と記した。
@wto #MC12 has been postponed. The full membership is behind the decision of the General Council Chair @CastilloDacio and DG @NOIweala. Health, fairness and inclusiveness informed the call. It is the right decision. Work will and must continue. pic.twitter.com/jVyKThJbXb
— Anabel Gonzalez (@_AnabelG) November 26, 2021
また、WTOおよび国連のサイモン・マンリー英国大使もツイッターで、保健状況やスイスが発表した渡航制限によりすべての代表団が会議に出席することができなくなったため、こうした決定が下されたと記した。
The @wto DG @NOIweala announcing the postponement of next week’s MC12, given the health situation and, with it, the inability of all delegations to attend.
— Simon Manley (@SimonManleyFCDO) November 26, 2021
A wise decision. We stand undaunted in our support for the @wto and look forward to the holding of a successful MC12 ASAP. pic.twitter.com/uu96S8nEsE
スイスは26日、ボツワナ、エスワティニ、レソト、モザンビーク、ナミビア、ジンバブエ、南アフリカからの渡航禁止を発表した。これらの国および新たな変異株が検出された香港、イスラエル、ベルギーからスイスへ入国する場合、ワクチン接種済みあるいは罹患済みであっても、新型コロナウイルス検査の陰性証明を提示する必要がある。さらに、これらの国から到着するすべての人が10日間の検疫の対象となる。
第12回WTO閣僚会議には、世界各国の首脳や約220人の閣僚を含む約4000人が参加すると報じられていた。日本からも林芳正外相が出席予定だった。
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