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WTAが中国での試合開催を中止、彭帥選手の発言は「強要されたもの」
WTAが中国での試合開催を中止、彭帥選手の発言は「強要されたもの」
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女子テニス協会(WTA) は、中国共産党の元高官による性暴力被害を訴えた後に行方不明となっていた彭帥選手(35)をめぐる状況から、中国領内での試合開催を中止する決定を下した。WTAのスティーブ・サイモン会長が表明した。 2021年12月2日, Sputnik 日本
2021-12-02T08:44+0900
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国際五輪委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は11月21日、彭選手とビデオ通話を行った際、「何も問題はない」とのコメントを選手から受けていた。これに対し、WTAは選手の証言が強要されたものである可能性が高いとの見方を示した。WTAのサイトにはサイモン会長のコメントが掲載されている。サイモン会長によると、選手への検閲行為を中止し、選手の身に如何なる危険も迫っておらず、自由に交流できることを証明するチャンスを中国当局に与えたものの、当局はこれを行わなかったという。その上でサイモン会長は選手が「自由で安全な場所にあり、検閲、強要、脅しにさらされていない」ことに対する強い疑念が残るともコメントした。マスコミによると、彭さんは11月初旬、中国共産党最高指導部のメンバーだった張高麗元副首相(75)から性行為を強要され、数年間にわたって断続的に関係を持っていたとSNSウェイボで告発した。この投稿は即座に削除され、彭さんのアカウントも中国のインターネットやSNSから消えた。その後、彭さんは消息不明となった。中国国営テレビCGTNは17日、彭さんが女子テニス協会(WTA)の会長にメールを送り、元副首相への中傷に関する情報を否定したと報じた。WTAのスティーブ・サイモン会長はメールについて、実際に彭さんが書いたものなのか疑問視した。関連ニュース
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女子テニス協会, wta, 中国共産党, 性暴力, 彭帥選手
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WTAが中国での試合開催を中止、彭帥選手の発言は「強要されたもの」
2021年12月2日, 08:44 (更新: 2021年12月2日, 08:46) 女子テニス協会(WTA) は、中国共産党の元高官による性暴力被害を訴えた後に行方不明となっていた彭帥選手(35)をめぐる状況から、中国領内での試合開催を中止する決定を下した。WTAのスティーブ・サイモン会長が表明した。
国際五輪委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は11月21日、彭選手とビデオ通話を行った際、「何も問題はない」とのコメントを選手から受けていた。
これに対し、WTAは選手の証言が強要されたものである可能性が高いとの見方を示した。WTAのサイトにはサイモン会長のコメントが掲載されている。
WTA理事会の完全なる支援のもとに、私は香港を含む中国国内でWTAのあらゆる大会の開催を即刻中止する決定を下した。彭帥選手が自由に交流できず、性的行為の強要に関する証言を覆すよう圧力を加えられている場所で我々の選手にプレイさせられるはずがない。この現状を踏まえ、私は我々の選手、職員が2022年に中国で試合を開催する際に直面するであろうリスクに極めて高い懸念を表明する。
サイモン会長によると、選手への検閲行為を中止し、選手の身に如何なる危険も迫っておらず、自由に交流できることを証明するチャンスを中国当局に与えたものの、当局はこれを行わなかったという。
その上でサイモン会長は選手が「自由で安全な場所にあり、検閲、強要、脅しにさらされていない」ことに対する強い疑念が残るともコメントした。
マスコミによると、彭さんは11月初旬、中国共産党最高指導部のメンバーだった張高麗元副首相(75)から性行為を強要され、数年間にわたって断続的に関係を持っていたとSNSウェイボで告発した。この投稿は即座に削除され、彭さんのアカウントも中国のインターネットやSNSから消えた。その後、彭さんは消息不明となった。
中国国営テレビCGTNは17日、彭さんが女子テニス協会(WTA)の会長にメールを送り、元副首相への中傷に関する情報を否定したと報じた。WTAのスティーブ・サイモン会長はメールについて、実際に彭さんが書いたものなのか疑問視した。