ソ連生まれの政治家、米財務省の要職就任を拒否される
2021年12月8日, 11:22 (更新: 2021年12月8日, 13:30)
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米財務省通貨監督庁(OOC)長官に立候補していたサウレ・ロマロワ氏はソ連生まれであることを理由に連邦議会上院の審議で就任を拒否された。米ホワイトハウスが発表した。
オマロワ氏はカザフ・ソビエト社会主義共和国のウラリスク市生まれでモスクワ国立大学を卒業した。
米連邦議会上院でOOC長官の承認プロセスが行われた際、オマロワ氏は反対の声に直面し、必要な投票数を獲得することができなかった。ジョー・バイデン大統領の声明によると、OOC長官への立候補を辞任するとの届出を本人から受け取ったという。
Saule Omarova, a Cornell Law professor whom President Biden picked for a key banking regulator job, is withdrawing from consideration for the post. Bank lobbyists and Republicans painted her as a communist because she was born in the Soviet Union. https://t.co/90ShBjM5WX
— The New York Times (@nytimes) December 7, 2021
オマロワ氏は上院の審議で厳しい批判にさらされた。ジョン・ケネディ上院議員(共和党)はオマロワ氏について、「仲間」と呼ぶべきかについては疑問が残ると発言した。
オマロワ氏自信は共産主義者ではないと表明したほか、家族はいずれも共産主義の犠牲者であると主張していた。
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