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群馬 博物館展示の化石、ワニ祖先の新種と判明
群馬 博物館展示の化石、ワニ祖先の新種と判明
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1993年に米ワイオミング州で発見され、1996年から日本の群馬県立自然史博物館で展示・保管されていたワニ類の化石が、新種のものであることが明らかになった。日本の各メディアが報じた。 2021年12月8日, Sputnik 日本
2021-12-08T18:43+0900
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化石は1993年、米ワイオミング州のジュラ紀後期(約1億5500万年前)の地層から発掘され、群馬県立自然史博物館が展示・保管。この化石について、同博物館や北海道大、カナダ・カールトン大学などの研究チームが詳しい調査を行った結果、化石はワニの祖先とされる「ゴニオフォリス類」の新種であることが判明したという。研究チームは8日、英国王立協会の科学誌で論文を発表。新種と判明した化石は発見者にちなみ「アンフィコティルス・マイルシ」と命名された。化石の全長は約3メートル。研究では、現在のワニと同様、喉に水が侵入するのを防ぐ「舌基弁」という構造があったとみられ、陸で生活していたワニの祖先が水中に適応する進化の過程を解明することに成功したとしている。新種の判明について、群馬県立自然史博物館の地学研究係主幹・高桑祐司氏は、「ほぼ全身の骨がそろっているので重要な化石とは思っていた。新種だと分かり、すごく嬉しい」と話した。また、研究チームのリーダーで福島県立博物館の学芸員・吉田純輝氏は「まだまだ謎が多く、これからも調査を続けたい」とコメントした。関連記事
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群馬 博物館展示の化石、ワニ祖先の新種と判明
1993年に米ワイオミング州で発見され、1996年から日本の群馬県立自然史博物館で展示・保管されていたワニ類の化石が、新種のものであることが明らかになった。日本の各メディアが報じた。
化石は1993年、米ワイオミング州のジュラ紀後期(約1億5500万年前)の地層から発掘され、群馬県立自然史博物館が展示・保管。この化石について、同博物館や北海道大、カナダ・カールトン大学などの研究チームが詳しい調査を行った結果、化石はワニの祖先とされる「ゴニオフォリス類」の新種であることが判明したという。
研究チームは8日、英国王立協会の科学誌で論文を発表。新種と判明した化石は発見者にちなみ
「アンフィコティルス・マイルシ」と命名された。
化石の全長は約3メートル。研究では、現在のワニと同様、喉に水が侵入するのを防ぐ「舌基弁」という構造があったとみられ、陸で生活していた
ワニの祖先が水中に適応する進化の過程を解明することに成功したとしている。
新種の判明について、群馬県立自然史博物館の地学研究係主幹・高桑祐司氏は、「ほぼ全身の骨がそろっているので重要な化石とは思っていた。新種だと分かり、すごく嬉しい」と話した。また、研究チームのリーダーで福島県立博物館の学芸員・吉田純輝氏は「まだまだ謎が多く、これからも調査を続けたい」と
コメントした。