老朽化した石炭火力発電所の意外な利用法

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Угли - Sputnik 日本, 1920, 10.12.2021
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オーストラリアで地球に有害な産業の意外な利用法が見つかった。同国では老朽化した石炭発電所をクリーンエネルギーの発電工場に転換することが決定された。ブルームバーグが報じた。
報道によれば、転換が行われるのは、「リデル」と「ベイズウォーター」の2ヶ所の石炭発電所で、ここがニューサウスウェールズ州の二酸化炭素排出量の40%超を占めている。ここでは今後、年間3万トンのクリーン燃料を得るため、再生可能エネルギーを使った水素生産への転換が予定される。専門家によれば、技術変換の開発と合意には1年かかるという。
隣接するオーストラリアのビクトリア州では、投資家らがヘイゼルウッド火力発電所と炭鉱をバッテリーの保管庫に変えることを計画している。こうした「汚染」産業をクリーンなものへ転換することが、オーストラリアの化石燃料への依存を低減させることに役立つとされる。ブルームバーグによれば、現在、オーストラリアではエネルギーバランスのおよそ60%を石炭が占めている。同国政府は、地球に有害な産業を徐々に廃止し、2050年までにこれらの大部分を閉鎖することを予定している。
通信社「スプートニク」は以前、中国の習近平国家主席が国連総会の場で、中国は今後、他国に新たな石炭発電所を建設しないと表明したことを紹介している。
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