バイデン氏、ショルツ新首相と電話会談 ロシア・ウクライナ問題での連携に期待
2021年12月11日, 08:59 (更新: 2021年12月11日, 09:01)

© REUTERS / Fabrizio Bensch
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ジョー・バイデン米大統領は10日、ドイツのオーラフ・ショルツ新首相と初の電話会談を行い、ウクライナをめぐる状況への対応に緊密に取り組む機会を待っていると述べた。
バイデン大統領は、自身のツイッターにこのように記した。
ドイツのオーラフ・ショルツ首相と電話で会談し、同氏に就任の祝辞を述べた。ウクライナ国境沿いにおけるロシアの不安定な軍事力増強への対処に向けた欧米間の取り組みなど、世界的な課題すべてに緊密に取り組むことを期待している。
Today, I spoke with German Chancellor Olaf Scholz to congratulate him on his appointment. I look forward to working closely together on the full range of global challenges, including transatlantic efforts to address Russia’s destabilizing military buildup along Ukraine’s border. pic.twitter.com/Uyc5mTyqR7
— President Biden (@POTUS) December 10, 2021
また、米財務省によると、ジャネット・イエレン米財務長官は、ドイツのクリスティアン・リントナー新財務相との会談の中で、ウクライナをめぐる状況が悪化した場合、検討中の対露経済制裁にドイツが加わることについて関心を示した。
米国はロシアがウクライナに侵攻した場合に備え、世界経済システムからロシアを完全に遮断し、ロシアのビジネス、及び国民に大きく影響力を行使する「前例のない経済制裁」を同盟国と検討している。一方、ロシアはウクライナ侵攻の計画を否定し、自国内で部隊を自由に展開する権利があるとしている。
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