EU、ロシアによる安全保障草案について「既存の形式で協議する」 

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ロシアは17日、米国および北大西洋条約機構(NATO)に向けて安全保障に関する協定の草案を発表した。これに対し、欧州連合(EU)はNATO・ロシア理事会や欧州安全保障協力機構(OSCE)など、既存の形式で欧州の安全保障について協議することを提案している。EUのピーター・スタノ外交政策担当報道官がリアノーボスチ通信に語った。
先に、ロシア側は、安全保障に関するロシアと米国およびNATO間の協定の草案を発表した。これらの草案の中で、ロシア政府は米国政府に対し、互いを攻撃することが可能な地域に中距離および短距離ミサイルを配備しないことを義務付け、旧ソ連諸国を含めたNATOの東方拡大停止を保障するよう求めた。
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ロシアの安全保障に関する提案がどのような形式で議論される可能性があるかという質問に対し、スタノ氏は「ヘルシンキ宣言(1975年)およびパリ憲章(1990年)は、欧州の安全保障を構築するための主要な原則を提案した。そのため、我々は数々の信頼構築メカニズムを展開した。NATO・ロシア理事会に加え、OSCEはロシアとのあらゆる相互関係の基本的なメカニズムである」と答えた。
スタノ氏はまた、「主権国家はそれぞれ、外交政策、安全保障政策および同盟を自由に選択する権利を持っている」というEUの見解を強調し、「ロシアはこれを理解し、尊重しなければならない」と締めくくった。
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