https://sputniknews.jp/20211225/2-9853608.html
ファイザーとモデルナのワクチン 2回目接種から半年後、「オミクロン株」への防御効果ない=米研究チーム
ファイザーとモデルナのワクチン 2回目接種から半年後、「オミクロン株」への防御効果ない=米研究チーム
Sputnik 日本
米国の研究チームは、米ファイザー製及び米モデルナ製新型コロナウイルスワクチンについて、その2回目の接種から半年後、新たな変異株「オミクロン株」への防御効果はないとの研究結果を発表した。bioRxivにそのプレプリントが掲載された。 2021年12月25日, Sputnik 日本
2021-12-25T01:55+0900
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新型コロナウイルス
健康
新型コロナウイルスの新たな変異種
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論文は「2回目の接種から半年後、ワクチン接種を受けた研究対象者のうち、血漿が『オミクロン株』に対する中和活性を示した人は1人もいなかった」と指摘している。 研究によると、2回目の接種後、「オミクロン株」と接触した際、抗体の中和活性は他の変異株と比較して30分の1に低下した。一方、ブースター接種(追加接種)後は、14分の1の低下だった。また3回目の接種は、研究参加者の90%以上に「オミクロン株」への防御を提供したという。研究チームは、これらのデータについて、「オミクロン株」への防御を得るためにはワクチンの追加接種が必要であることを証明していると指摘している。2021年11月末、南アフリカ共和国で新型コロナウイルスの新たな変異ウイルスB.1.1.529が発見され、変異の種類が32と著しく多いことが確認された。世界保健機関(WHO)はこれをオミクロンと命名し、感染リスクが「極めて高い」ことから「懸念される変異株」に分類している。オミクロン株が既存のワクチンによる免疫を回避するかどうかは現時点では不明。ロシア国立ガマレヤ研究所、ファイザー、バイオエヌテック、モデルナの各社はすでにオミクロンに対抗するワクチン開発に着手している。関連ニュース
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ファイザーとモデルナのワクチン 2回目接種から半年後、「オミクロン株」への防御効果ない=米研究チーム
米国の研究チームは、米ファイザー製及び米モデルナ製新型コロナウイルスワクチンについて、その2回目の接種から半年後、新たな変異株「オミクロン株」への防御効果はないとの研究結果を発表した。bioRxivにそのプレプリントが掲載された。
論文は「2回目の接種から半年後、ワクチン接種を受けた研究対象者のうち、血漿が『オミクロン株』に対する中和活性を示した人は1人もいなかった」と指摘している。
研究によると、2回目の接種後、「オミクロン株」と接触した際、抗体の中和活性は他の変異株と比較して30分の1に低下した。一方、ブースター接種(追加接種)後は、14分の1の低下だった。また3回目の接種は、研究参加者の90%以上に「オミクロン株」への防御を提供したという。
研究チームは、これらのデータについて、「オミクロン株」への防御を得るためにはワクチンの追加接種が必要であることを証明していると指摘している。
2021年11月末、南アフリカ共和国で新型コロナウイルスの新たな変異ウイルスB.1.1.529が
発見され、変異の種類が32と著しく多いことが確認された。世界保健機関(WHO)はこれを
オミクロンと命名し、感染リスクが「極めて高い」ことから「
懸念される変異株」に分類している。オミクロン株が既存のワクチンによる免疫を回避するかどうかは現時点では不明。ロシア国立ガマレヤ研究所、ファイザー、
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モデルナの各社はすでにオミクロンに対抗するワクチン開発に着手している。