尖閣諸島沖で中国海警局の船が航行 日本漁船への接近ケースが去年2倍増

© AP Photo / Emily Wang尖閣諸島
尖閣諸島 - Sputnik 日本, 1920, 03.01.2022
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NHKによると、日本の沖縄県・尖閣諸島(中国名:ジャオユイダオ)沖合で、中国海警局の船が日本の領海に侵入し、日本の漁船に近づこうとしたのは2021年の一年間で18件。前年の2020年より2倍以上に増えたという。
海上保安庁によると、尖閣諸島周辺で中国海警局の船が日本の領海に侵入したケースは2021年の一年間で34件で、前年より10件増えた。そのうち日本の漁船に近づこうとする動きが18回確認された。
また、中国海警局の船が領海の外側にある接続水域を航行した日数は332日。航行日数が最も多かったのは2020年(通年合計で333日)。
NHKは「中国側の動きは今後さらに先鋭化する可能性がある」と専門家のコメントを引用し、海上保安庁が警戒を強めていると報道している。
中国では2021年2月に外国船に対する武器の使用を海警局に認める「海警法」が施行。中国の最高国家権力機関である全人代常務委員会により1月に採択された。
尖閣諸島をめぐる日本と中国の領有権争いは、私有地だった尖閣諸島を日本政府が2012年9月に購入して国有化した後、悪化した。国有化を受け、中国では大規模な反日デモが起こった。国有化後、中国船は尖閣諸島周辺を常に航行しており、定期的に周辺水域に侵入している。
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